2010/10/01 西新宿五丁目中央北地区再開発(東京都新宿区)/10年内にも組合設立申請

【建設工業新聞 10月 1日 記事掲載】

 東京・西新宿で再開発事業を計画している「西新宿五丁目中央北地区市街地再開発準備組合」(若村雅司理事長、地権者84人)は、本組合の設立認可を年内にも東京都に申請する。地上60階建て延べ約10万平方メートルの超高層複合ビルなどを整備する計画で、本組合設立後、権利変換計画の認可を経て11年度に着工、14~15年度の工事完了を目指すとしている。総事業費は約407億円。事業にはコンサルタントとしてINA新建築研究所、特定業務代行者としてフジタ、藤和不動産、三菱地所が参画している。
 
 
 再開発事業の対象地は新宿区西新宿5の4ほか。東側が十二社通り、西側が神田川に面している。08年7月に第1種市街地再開発事業の都市計画決定を受けた。施行区域の面積は、08年4月に都市計画決定された地区計画の対象範囲(約2・3ヘクタール)から東京電力の敷地を除いた約1・5ヘクタール。
 
 
 計画によると、十二社通りから神田川方向に整備する区画道路によって敷地をA1~A5地区に分割。メーンとなるA1地区(約1・1ヘクタール)に地下2階地上60階建て延べ約10万3400平方メートルの超高層棟(最高高さ200メートル)を建設。地上1~2階に業務・商業施設、3~60階に約960戸の住宅を整備する。
 
 
 A1地区北側のA2地区(約0・1ヘクタール)では、既存の淀橋会館を改築し、地下1階地上2階建て延べ約700平方メートルの施設を整備。神田川沿いのA5地区(約0・1ヘクタール)には地上4階建て延べ約900平方メートルの業務施設を整備する計画。A1地区西側とA3、A4地区(いずれも約0・1ヘクタール)には、広場(約150平方メートル)や公園(約520平方メートル)を整備する方針だ。

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