2010/07/14 前原誠司国交相/ぶれずに改革継続/八ツ場ダム、中止方針変えず
【建設工業新聞 7月 14日 記事掲載】
前原誠司国土交通相は13日の閣議後の記者会見で、参院選での与党の大敗について、結果を真摯(しんし)に受け止めるとする一方、比例代表の得票は、民主党が最も多かった点を指摘し、ぶれずに政権交代や変革への期待に応えていくとの考えをあらためて強調した。
前原国交相は「聖域なき改革をやっていかなければ日本の運営はできないということで、古い政治に戻るということはあり得ない」と強調。本体工事の中止を表明している八ツ場ダム(群馬県)についても、「中止の方向で考えている」と従来の姿勢を崩さなかった。
ただ、11年度予算のシーリング(概算要求基準)に関しては、昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で、4年間の公共事業費の削減目標だった1・3兆円を国交省と農水省は10年度予算で達成した点を指摘し、「そのことをしっかりと前提に置いた対応を取っていかなくてはいけない」と述べた。
国交省の組織改革については、「時代に合った組織にしていくことは大事だ。国交省の使命を果たしていくため、4省庁の統合というものを進めるために、組織変革は行っていきたい」とした上で、「ある一定期間までに考え方をまとめ、来年の4月からスタートさせたい」と述べ、今夏の11年度予算概算要求に組織・人員の要求を盛り込む考えを示した。
前原国交相は「聖域なき改革をやっていかなければ日本の運営はできないということで、古い政治に戻るということはあり得ない」と強調。本体工事の中止を表明している八ツ場ダム(群馬県)についても、「中止の方向で考えている」と従来の姿勢を崩さなかった。
ただ、11年度予算のシーリング(概算要求基準)に関しては、昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で、4年間の公共事業費の削減目標だった1・3兆円を国交省と農水省は10年度予算で達成した点を指摘し、「そのことをしっかりと前提に置いた対応を取っていかなくてはいけない」と述べた。
国交省の組織改革については、「時代に合った組織にしていくことは大事だ。国交省の使命を果たしていくため、4省庁の統合というものを進めるために、組織変革は行っていきたい」とした上で、「ある一定期間までに考え方をまとめ、来年の4月からスタートさせたい」と述べ、今夏の11年度予算概算要求に組織・人員の要求を盛り込む考えを示した。
日刊建設工業新聞の購読申し込みは、こちら